ダイレクトカッティングレコーディングのパイオニアであり、「Sheffield Lab」(シェフィールド・ラボ)の創始者の1人でもあるダグ・サックスは、独自の高音質の追求に並々ならぬ情熱を燃やすエンジニアの1人です。
現在は「The Mastering Lab」の主宰者として「Analogue Productions」等から、非常に質の高いリマスター盤をリリースしています。エンジニア関連の数々のグラミー賞を受賞し、オーディオ・エンジニア・ソサエティー (AES)からは永久名誉メンバーの称号を与えられた、もはや伝説的なエンジニアです。
マスタリングに携わったアーティスト達も、ピンク・フロイド、ローリング・ストーンズ、レイ・チャールズ、イーグルス、シェリル・クロウ、バーブラ・ストライサンド、ベット・ミドラー、ニール・ダイヤモンド、ロッド・スチュワート、アース・ウインド&ファイアー、マイルス・デイビス、ジョージ・ベンソン、ナタリー・コール、ジャクソン・ブラウン、ニール・ヤング、ジェームス・テイラー、ウィリー・ネルソン等々の超ビッグネームが名を連ねます。
パラヴィチーニ/EAR は、「EAR 660」コンプレッサー/リミッター、及び「EAR 825Q」イコライザーを提供しています。
※去る2015年4月2日、ロスアンジェルスで78歳で永眠されました。
謹んでご冥福をお祈り致します。彼の残された偉大なる功績は永遠です。
マスタリング界の帝王とも言える「ボブ・ラディック」、「ダグ・サックス」、そしてステレオファイルマガジンのシニアエディターである「マイケル・フレイマー」が、昨今の「ラウドネスウォー(Loudness War)」について言及するとともに、アナログレコードの音質の良さや、アーティスティックな素晴らしさを若いミュージシャンやエンジニア、またレコード会社の面々に語る、非常に興味深い内容です。
このセミナーに参加している若者の多くが、CDを含めたデジタルフォーマットよりもアナログ音源の方が音がベターであると感じているという結果には驚かされます。実際に欧米では若者も含め、アナログレコードの良さが広く再認識されており、徐々にマーケットが拡大しています。
フルバージョン(音声のみ/英語)