片山 敬子/Yoshiko Katayama

ロンドンにあるオールセイント教会で、ピアノ調律師のPeter Salisbury、レコーディングエンジニア Richard Blackの協力の元、片山敬子さんのレコーディングが行われました。

 

パラヴィチーニは、ピアノレコーディングをより臨場感あふれるものとするために、この日のためにプロトタイプのスペシャルマイクを製作し、彼のモディファイしたC37テープマシンとEAR824マイクロフォンアンプのみを使用してレコーディングを行いました。

 

反響の多い教会をレコーディングの場所に選び、マイクの位置はピアノから離れた位置に置くなどライブミューシックを意識した徹底したサウンドを追求しました。そして、パラヴィチーニが手がけたカッティングマシン、EAR660リミッター、EAR549ハイパワーアンプによって、マスタリングが行われました。

 

入口から出口まですべてパラヴィチーニの機材によって実現したアナログレコーディング&マスタリングの極致といえるでしょう。

 

スチューダーを徹底的に改造した1インチ・アナログ・レコーダーを使い、マイクアンプは管球式で、マイクロフォン自体も非常に特殊な仕様となっている。デジタル全盛の時代に、このこだわりのアナログ録音。オーディオ・ファンならぜひ聴いてみたい。(CDジャーナル データベースより)

 

サンプル音源を聴いてみる。

バッハ プレリュード

シューベルト Impromptu No.3 in G

シューベルト Impromptu No.4 in A Flat